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                        絵本『いやしのもり』が誕生するきっかけは、代表者の私が旅の途中の人からある不思議な話を偶然聞いたことでした。 
                               
                        そして誕生するまでにはとても長い道のりがありました。 
                              本当に誕生したのは奇跡的なことでした。 
                               
                        その不思議な話とは何なのか、絵本誕生までの道のりでは一体どのようなことがあったのか。 
                         
                         
                              
                              
                              
                               
                         
                         
                        ところで最近、心から笑ったことはあるでしょうか? 
                         
                        最近はそんなことはほとんどなかったなと思ったら、ここでちょっとひと息、心をリセットしてみませんか。 
                              毎日のように泥んこになって無邪気に遊んでいた子供の頃の自分の姿を思い出してみてください。 
                  きっとそこにはありのままの笑顔があったはずです。 
                        どうでしょう、心のスイッチは切り替わったでしょうか。 
                   
                  子供の頃の心に戻ったところで・・・ 
                   
                   
                  さあ、今ここから心の旅が始まります。 
                   
                         
                         
                              
                              
                              
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                        もうかなり前のことになりますが、私は旅をしていたはなさんという女性に地元で偶然出会いました。 
                   
                        最初は観光名所や有名な店などについて話していましたが、気づけば、お互いの子供の頃の話までしていました。 
                        はなさんの生まれ故郷は野山や田園の風景が広がる人里離れた田舎で、そこで毎日のように日が暮れるまで遊んだなつかしい思い出を聞かせてもらいました。 
                   
                        そして、ひょんなことから、はなさん自身が子供の頃に体験した不思議なできごとを聞かせてもらうことになりました。 
                   
                              それはうさぎのような子供のような『ぴょん』という生きものに出会い、導かれるままに迷い込んだ不思議な森で過ごした話でした。 
                        ちなみに、はなさん自身だけではなく、はなさんの両親や祖父母も子供の頃にまったく同じような体験をされたということでした。 
                         
                              その不思議な森というのは、昔から日本のどこかにあると言われており、そこに訪れた人は夢をみつけ、いつかその夢がかなうというものでした。 
                        また、そこには競争がなく、あらゆる生きものがありのままの姿で自由に楽しく生きる不思議な世界というものでした。 
                         
                        はなさんはそこで過ごした日々の中で心癒され、たくさんのことを学び、大切なことに気づき、本当の自分に出会いました。  
                              そして、ついに夢をみつけ、やがてその夢をかなえました。 
                         
                        はなさんはその不思議な森をいつの間にか『いやしの森』と呼ぶようになり、いつの日かまた訪れてみたいと今もずっと思い続けているということでした。 
                               
                               
                        
                        
                        
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                        あれは夢じゃなかった! 
                         
                         
                  私ははなさんからすべて話を聞かせてもらって驚きました。 
                              実は私自身も子供の頃に似たような体験があったからです。 
                              ただ私ははなさんのように鮮明には覚えていなかったので話を聞きながら、なつかしい記憶が次々とよみがえってくる感覚に自分でも驚くばかりでした。 
                   
                  私はずっとあの体験は夢か幻だったのかと思っていました。 
                        しかし、はなさんの話を聞いてやはり夢や幻ではなかったと確信しました。 
                   
                        思えば私自身も子供の頃には近くの河原、神社や森の中で毎日泥んこになって遊んでいました。 
                              川に入ったり、木に登ったり、草むらの中に基地を作ったり、落ち葉でベッドを作って寝ていたこともありました。 
                        そういう遊びの中で一度だけ不思議なことを体験しました。 
                         
                        それは妖精なのか妖怪なのか小人なのか、定かではないのですが、はなさんが子供の頃に出会った『ぴょん』と思われるうさぎのような子供のような生きものに私も出会いました。 
                        逃げ出したその生きものを私は夢中で追いかけ、見たこともない深い森に迷い込み、長い間に渡り、その森の中で楽しく過ごし、遊び疲れて眠ってしまっていました。 
                        そして目覚めた時には、私が元々遊んでいた場所に戻っていたという不思議なことがありました。 
                   
                        はなさんから話を聞く中で、子供の頃の私自身も体験したその不思議なできごとの記憶が一気によみがえりました。 
                        私はなつかしさや嬉しさでただひたすら満たされていました。 
                         
                        気づけば私ははなさんと時間を忘れてしまうほど話し込んでいました。  
                   
                        はなさんは私との話のお礼として「この日に話した不思議な森での自分の体験を家に帰ってから絵に描いて送ります」と言ってくれました。 
                        なぜ絵なのだろうかと少し不思議に思いましたが、私も楽しく話ができたことへのお礼を言い、名刺を渡して帰りました。 
                   
                        旅の途中のはなさんと偶然に出会い、まさかそんな不思議な話を聞かせてもらえることになるとは思ってもいなかったので、またとない貴重なひとときとなりました。 
                   
                         
                              
                              
                              
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                        それから1年ほど経ったある日のこと。 
                   
                   
                              なんと本当にはなさんから何枚かの絵が届きました。 
                               
                        あの日に言ってくれたことを忘れずに、自身の子供の頃の不思議な森での体験を絵に描いて送ってくれました。 
                  私は感激し、1枚1枚をかみしめるように眺めました。 
                              その絵はあの時に話した内容そのもので、とてもなつかしく温かな気持ちにさせてくれる絵でした。 
                              まったく飾らない子供の頃のままの素直な心を感じました。 
                   
                  その後もはなさんから少しずつ絵が届きました。 
                        全部が届くまでにどのくらいの期間がかかったか分からなくなるほど長い期間に渡って少しずつ絵が届きました。 
                        そしてようやくすべての絵が届いた時、絵に描いて送ってくれたのは、それがはなさん自身がみつけてかなえた夢であったということも分かりました。 
                               
                               
                        
                        
                        
                         
                         
                               
                              この絵は絵本にして多くの人に伝えたいという思いが、私の心の中に自然にこみ上げてきました。 
                  これまで経験したことのないあふれ出るほどの思いでした。 
                              きっと誰もが子供の頃に故郷で似たような体験をしたことがあろう不思議な話であり、日本の昔なつかしい風景から四季折々の神秘的な森の風景まで表現されたこの絵は、ぜひ絵本にして多くの人に伝えたいと強く思いました。 
                   
                        私自身、元々『癒しの香り』という天然の植物の香りに関する事業を立ち上げて運営しており、普段から日本に自生するの草木や花を身近に感じていました。 
                        そのため、はなさんが描いてくれた絵は私の心の中にスッと入っていき、自然に広がっていくような感覚がありました。 
                         
                        思えば、はなさんが名付けた『いやしの森』と私が立ち上げた事業の名前の一部が偶然一致していたということも何かの縁だという気がしていました。 
                         
                        この時既に私はこの日本で絵本ブランドを新たに立ち上げる思いが芽生えていました。 
                        そして、まずははなさんの絵を元にして絵本として完成させるために動き出しました。 
                        とはいえ一体どうすれば絵本として形にすることができるのか頭を抱える日々が続くことになりました。 
                         
                  最初の意気込みはどこへやら、不安だけが募っていきました。 
                  やはり自分には絵本を形にするなど無理だったのか。 
                  そう思う日も多くなっていきました。 
                   
                  でもなぜか絵本は不思議と少しずつ形になっていきました。 
                  まるで知らない間に誰かが手伝ってくれていたかのように。 | 
                       
                    
                   
                  
                         
                        
                         
                         
                         
                         
                        
                  
                    
                      
                        一体誰が・・・ 
                   
                   
                        私自身、毎日悩み、無我夢中だったせいか、当時のことをよく覚えていないのですが、ある日の朝、目覚めるとなぜか絵本が見事に出来上がっていました。 
                  タイトルは『いやしのもり』となっていました。 
                        そして出来上がった絵本の横には、ぬいぐるみが何気なく置かれており、その姿はまさにうさぎのような子供のような生きもの『ぴょん』でした。 
                   
                        あれほど頭を抱えて悩んでいたにもかかわらず、はなさんの絵は見事に絵本として出来上がり、しかもぬいぐるみまで出来上がっていたことに自分でも驚くばかりでした。 
                        私自身が取り組んでいたことなのですが、自分で仕上げたという感覚がほとんどありませんでした。 
                   
                        もしかしたら夜な夜なぴょんが来てくれて、私が眠っている間に絵本を仕上げてくれたのか。 
                        毎晩のように屋根裏で、カタカタと忙しい音がしていたのはネズミやイタチではなく、ぴょんが作業していた音だったのか。 
                        ぴょんの姿のぬいぐるみを置いていったのは自分がここに来たことを私に伝えるためだったのか。 
                   
                  そんなたくさんの想像が私の頭の中を駆け巡っていました。 
                        本当にそうとしか思えないほど説明のつかないようなことが起こり、気づけば見事に絵本は完成していました。 
                         
                              振り返れば、はなさんとの出会いから始まり、ぴょんの協力などの様々な出来事が偶然重なって、この絵本は奇跡的に誕生した、まさに奇跡の絵本と呼ぶにふさわしい絵本でした。 
                               
                        もう私ははなさんやぴょんに感謝の気持ちでいっぱいでした。 
                         
                        そうして、はなさんと出会った日から5年以上の歳月を経て、絵本『いやしのもり』は誕生し、それと同時に『いやしの森』という名の絵本ブランドが誕生したのでした。 
                   
                         
                         
                        
                        
                        
                         
                         
                         
                        PS 
                         
                        はなさん、そして出会った皆さまにお礼申し上げます。 
                        本当にありがとうございました。 
                        その過程ではいろいろなことがありましたね。 
                        すべては一生の宝だと思っています。 
                        これからもよろしくお願いします。 
                        そして・・・ 
                        たぶん手伝ってくれたあの人?にも。 
                         
                         
                        ぴょん、ありがとう。 | 
                       
                    
                   
                  
                   
                   
                         
                         
                         
                         
                         
                  
                  
                  
                   
                   
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